バイオマスミナフォームは、環境負荷の軽減を目的に開発された無架橋高発泡ポリエチレンシートです。原材料の10％に植物由来のバイオマス資源を使用しており、従来の石油由来原料に比べてCO₂排出量の削減に貢献します。高い環境性能と機能性を兼ね備えた、次世代型の環境配慮素材です。

温室効果ガス排出量比較

※数値はソフトMiLCAv231データベースIDEAv23によって算出

フィルムの場合：１㎡あたりのCO2排出量

優れた素材特性

バイオマスミナフォームは、独立気泡構造を持つことで以下のような優れた物性を実現しています：

• 柔軟性・緩衝性：衝撃をしっかり吸収し、繊細な製品の保護に最適

• 撥水性・防湿性：水や湿気に強く、長期間の使用でも安心

• 断熱性・保冷性・浮力性：保温・保冷材や浮力材としての使用にも対応

• 耐薬品性：薬品に対しても強く、長寿命な素材

これらの特性により、多様な分野での活用が可能です。

主な用途と活用シーン

バイオマスミナフォームは、下記のような幅広い用途で使用されています：

• 電子・精密機器の緩衝材

• ガラス・陶磁器・家具の表面保護材

• 冷凍食品・アイスクリームの保冷材

• 農業用保温材／建築用断熱材

• 救命胴衣、風呂マット、食器棚シートなどの日用品

• ステンレス・アルミ建材の保護材

製品の保護から断熱、浮力確保まで、多機能で高汎用性な素材です。

一貫生産体制による柔軟対応

酒井化学では、バイオマスミナフォームの原反製造から製袋加工・カット・ラミネート加工までを一貫して対応しています。
これにより、お客様のご要望に合わせたサイズ・形状・数量での提供が可能。高い品質管理のもと、さまざまな業界からの信頼を獲得しています。

環境と品質を両立する新しい価値

バイオマスミナフォームは、地球環境への配慮と製品品質の両立を目指した素材です。持続可能な社会の実現を目指し、環境性能と機能性を高い次元で融合させることで、今後もさまざまな分野で新たな価値を提供し続けます。