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なぜ無料のレジ袋があるの?

身近なお買い物の中で、「レジ袋は有料のはずなのに、無料の袋がある?」と感じたことはありませんか。実はこれ、無料で配っても良い“環境に配慮した袋”があるためです。

2020年7月から、プラスチック製買物袋の有料化が全国で義務化され、使い捨てによる環境負荷を減らす取り組みが始まりました。しかし、次の条件を満たす袋については 法律上、無料配布が認められています。


■ 無料で提供できるレジ袋は、こんな袋です。

① バイオマスプラスチックを25%以上使った袋

植物由来の原料を使うことで、化石資源の削減やCO₂抑制につながる環境配慮型の袋です。スーパーで見かける無料のレジ袋の多くは、このタイプです。

② 厚さ50µm以上の、繰り返し使える袋

丈夫で“何度も使える”と判断される袋は、使い捨てプラスチックではないため、対象外になります。

③ 海洋生分解性プラスチック100%の袋

海に流れ出ても自然に分解される特性を持つ袋で、海洋プラスチック問題に配慮しています。


■ これってSDGsとどう関係するの?

無料のレジ袋=環境に優しい素材を使っている、または再利用が前提の袋ということ。実は、これらの袋はSDGsの下記目標と密接に関係しています。

  • SDGs12:つくる責任 つかう責任
    無駄な使い捨てを減らし、長く使える素材を選ぶことにつながります。

  • SDGs13:気候変動に具体的な対策を
    バイオマス素材の使用は、CO₂排出削減に寄与します。

  • SDGs14:海の豊かさを守ろう
    生分解性プラスチックの利用は、海洋ごみ対策に貢献します。


■ 共ショウecoネットとしての取り組み

共ショウecoネットでは、企業様や消費者の皆様に向けて、「環境負荷の少ない素材とは?」「どんな袋を選べば環境に良いの?」など、身近な製品を通じて“気づき”を広げる情報発信を行っています。

バイオマスプラスチック、再生材、不織布、厚手リユース袋など、用途や目的に合わせた最適な資材選びをサポートし、持続可能な社会づくりに寄り添う情報をこれからも発信していきます。

参照元

プラスチック製買物袋有料化 2020年7月1日スタート(METI/経済産業省)

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